ORCA CYCLING SCHOOL | 愛知県名古屋市のロードバイクスクール

ORCA CYCLING SCHOOL | 愛知県名古屋市のロードバイクスクール

ユース・ジュニア

【テスト】 Garmin -Rally- を使用します

post 2021.10.26
 

当施設に通っていただけるサイクリストやトライアスリートの多くはパワーメーターを使用されていますが、スクールに通うジュニア選手(小学生〜高校生)は使用している選手よりも使用していない選手の方が多いため、今まで主観的運動強度や心拍数を頼りに運動指標を定めて指導をしていました。

 

そんなジュニア選手に対して、彼らの成長推移を可能な限り数値化すること、なおかつ科学的根拠に基づいて指導するためにも、やっぱりパワーデータを得たいと思うことが増え、どうしようかと考えていたところ “そういえばペダル型のパワーメーターがあるよな…” という考えにたどり着きました。

 

そこで、世の中に複数あるペダル型のパワーメーターの中でも  Rallyを使用した指導を行いたいと考え、Garmin Japan 様に相談させていただきましたところ、本スクールにて使用させていただけることになりました。

 

● Garmin Japan HP
https://www.garmin.co.jp

● Rally
https://www.garmin.co.jp/products/intosports/rally-rs200/

 

 

今回、Rally を依頼した理由は、自身が過去に使用したことがあるだけでなく、現在クライアントでも使用している方が複数名おり、Garmin Conect だけでなく、当施設で利用している解析ソフト “WKO” とも併用することで、パフォーマンス向上につながるヒントとなるデータが多数得られると感じていたからです(現にそれを元にストレングス&コンディショニングやドリルの指導を行うこともあった)。

 

それ以外にも以下のような理由があります。

 

  1. 身体的成長に伴って最適なクランク長が変化する傾向にあるため、クランク型よりもペダル型の方がいいのではないかと考えた。
    → 親御様の経済的な負担の解消
  2. 身長的成長 (四肢の長さや骨格比率など) に伴って変化するペダリング(入力タイミングや入力時間およびピークパワー)から、彼らの成長阻害因子を判断したかった。
    → パフォーマンスの向上だけでなく成長痛などのケガ予防に対するアプローチができるのではないかと考察
  3. 彼らの成長曲線を数値し、成長段階と練習量および運動強度の関係性を確認しながら、最適な指導を行うための指標づくりを行いたいと考えた。
    → 法外なくらい個人的な動機

 

上記の中でも今回注目すべきは、パワーというよりも “Power Phase (PP)” という機能です。2に関係している部分ですが、身体的成長に伴うパワーフェーズの変化を、指導者がどのように理解し、どのようにアプローチすることでパフォーマンスが向上するのか、なおかつ”成長痛の予防または改善につながるのか“をデータを通して論理的に考えていきたいということが1番重要かなと感じています。(怪我をしたら、練習することもできませんからね。)

 

また、そうした取り組みから得た結果は、成長期であるジュニア選手たちだけでなく、フィットネスや趣味としてロングライドを楽しむサイクリストの痛みの予防または改善、走行時間および速度の向上につながるのではないかと考えられます。

 

どうなるかはわかりませんが、皆様に有益な情報がお届けできるように、今まで以上に使い込んでみたいと思います。SNSから情報を覗いてみてくださいね。

 

早速、本日のスクールから使用させていただきます。改めてGarmin Japan 様、ありがとうございます。