ORCA CYCLING SCHOOL | 愛知県名古屋市のロードバイクスクール

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モニター

【モニター報告】K . O様 (30代男性) の場合

post 2022.9.14
 

モニターにお申し込みいただいたクライアント様のトレーニング結果をご案内したいと思います。

 

プロフィール

今回モニターにお申し込みいただいたクライアント様のプロフィールを紹介させていただきます。

 

● K.O 様のカウンセリングデータ
対象
: 30代男性
目的目標 : 実業団レースに挑戦したい
練習時間 : 平均8-12時間/週
フィットネス  : CTL80前後

 

アセスメント評価
動作 : 膝関節伸展(大腿四頭筋)をメインとしたペダリング
→ 大臀筋の筋出力が弱い
動作 : 瞬発的な動きが弱い
→ スプリントやアタックの動きが弱い

 

● Power Profile ( Power Profile とは )

● Time In Power Zones ( Time In Power Zones とは )

 

以上のデータを元にカウンセリングを進めていきました。

 

トレーニングの提案

ターゲットとしているカテゴリーとレースから

・5sec … 16.0w / kg < 
・1min … 9.0w / kg <
・20min … 5.0w / kg <

を、春先の目標として掲げました( 2020年4〜6月頃 )。

 

現状のフィットネスからモニターとして契約させていただいている2ヶ月間のトレーニングで伸びる割合は限られているが、出来る限り最速最短でそのターゲットとしているフィットネスが伸びるよう、トレーニングのプログラムや取り組み方もアドバイスを実施。(Z4,Z6のインターバル方法やレストの取り方など)

 

また、モニター契約の指導内容が”ストレングストレーニング”がメインなので、”8週間に渡って週に1度のストレグストレーニング”を受講いただきました。

 

初回時にフィジカルアセスメントを実施した結果、”大臀筋の筋出力が低く、大腿四頭筋が有意に働いている”という状況でしたので、以下の種目を中心にそれらを改善し、パフォーマンスの向上に繋げるように意識しました。

 

トレーニングの結果

継続した8週間のトレーニングを受講いただいた結果は、以下のようなデータとなって現れました。

 

● Power Profile ( Power Profile とは )

時間 5sec   1min   5min   20min
モニター前 740w 516w 364w 291w
モニター後 833w 532w 364w 310w
数値差 +93w +16w 0w +19w
向上率 +12.56% +3.1% 0% +6.52%

 

● Time In Power Zones ( Time In Power Zones とは )

強度 Z1 Z2 Z3 Z4 Z5 Z6
モニター前 54.0% 20.6% 12.0% 6.63% 3.23% 3.47%
モニター中 49.3% 21.8% 11.6% 7.66% 4.02% 5.58%

 

 

短期間の間で、ターゲットとしていた “5sec / 1min / 20min” のパフォーマンスが向上したのは、継続的にトレーニングに集中されていたからだろうなと思います。

 

メインとして指導していたストレングストレーニングで、筋出力を向上させることと同時に “Z4 / Z6 をターゲットとしたトレーニングのプログラム”が掛け合わさって、うまくトレーニングの転移 (向上したフィットネスを競技パフォーマンスにアジャストすること)が起きたのだろうと考えれます。

 

トレーニングを終えた先のお話

 

ストレングストレーニング

継続的にベーシックなエクササイズを実施しつつ、プライオメトリクスやバリスティックな種目を導入することをオススメします。2月までは週1-2回、3月からは週1回を目安に継続的に取り入れることで、パフォーマンスを維持することができると考えられます。

 

バイクトレーニング

ターゲットとしているレース時間から考えると、現状確保できている練習時間で問題と考えられるので、Z6-Z7に対するインターバルに合わせて、3本ローラーをしようしたスプリント練習や高速巡航からのスプリント練習、緩やかな勾配を使用した高強度のインターバルなどを実施することをオススメします。

 

以上を参考に、今後もトレーニングを継続していきましょう。

 

K.O 様、モニター受講頂きましてありがとうございました。