
練習状況
日時 : 2021年6月1日(火)
気温 : 25度 (晴れ)
人数 : 3名
ワークアウト
・4min Interval Training
・2min Interval Training
内容
練習直前に全日本選手権が、先週から堺浜クリテリウムが中止というお知らせが入ってきたので、参加予定だった選手たちとその情報を共有しつつ、気持ちを切り変えて”先を意識した“練習を行っていきます。
と、練習開始直後から、とある選手が”膝が痛い”と言い始めたので動作のチェックをしました。実はW-UPの段階で”あれ、何かがおかしい”と違和感を感じていたのですが、その違和感が”痛み”として現れるとは…
休息中に話を聞いてみると、強度の高い練習を連日おこなっていたことが原因ではないかとのこと。(後にガーミン からのログを確認してみると、確かにTSSが高く、かなり疲労している様子が伺えました。)ただ、おそらくそれだけではないと考えられるので、違和感のある姿勢およびペダリングの原因をクリート位置と捉えて、クリート調整を行いました。
● 成長期の子供たち
本日のスクールに参加してくれている選手は全員中学2年生なのですが、この年代は身体的変化(成長)が早く訪れます。例えば、とある選手は1年で身長が8cm近く伸びたり、ある選手は2ヶ月で2.5cmほど伸びるなど、本当に著しいのです。身長だけでなく足のサイズも変わるため、クリート位置やポジションを身体変化に合わせて、可能な限り最適化してあげることで痛みの予防に努め、成長を促します。
※日本国内に自転車競技を行う中学生の身体データが蓄積されていないので、専門知識がないと指導は非常に難しいと感じています。
クリート変化後は痛みや違和感がかなり緩和され、今まであまり使われていなかった筋肉が使われていく感覚を感じながら練習を再開しました。
“痛みがあるときは無理に練習をさせない”のは当たり前ですが、
・痛みが出る原因
・痛みの改善方法
・今回の経験を今後のパフォーマンスにどうつなげるか
を機能解剖学的に説明して伝え、本日は”身体操作のバリエーションを増やすこと“をテーマに指導させていただき、今後の成長に繋がるきっかけへと変えていきます。
今日もしっかりと頑張ってくれている他の選手も、きっと今後の身体的変化に伴い何かしらの不調を訴えるのだろうなと再認識しつつ、それがあっても彼らが成長するためのきっかけを常に与えられるよう、成長できる時間を無駄にしない環境を常に提供できるスクールでありたいと考えています。
本日もご参加いただきありがとうございました。お疲れ様でした。
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次回開催
2021年6月5日(土) 9時00分から開始