
練習状況
日時 : 2021年08月17日(火)
気温 : 28度 (晴)
人数 : 6名
ワークアウト
・20min Based Training
・2min Interval Training
内容
夏休みの特別スクールということで、引き続き ORCA TRAINING LABO での練習を継続していきます。
前列を小学生(3本ローラー)
後列を中学生(固定ローラー)
の配列で、実施していきます。まずは小学生から。
前回の練習で実施したドリルを意識しながら、強度よりもケイデンスを指定したワークアウトを実施しました。前回よりもうまく回せているような動作が見られたので、それぞれにアドバイスを加えながら練習を進めていきます。
ケイデンスにこだわる理由は、小学生カテゴリーでのレースだけでなく、大人の走るレースにも参加する彼らは、ギア比制限のある中で速度を出すために高回転で走らないといけない状態にあるからです。
例えば、平田クリテリウムのC4に挑戦するにしても、ギア比制限がある中での巡航走行時では、基本的に105rpm前後を超える回転数、コーナーの立ち上がりに至っては140rpm前後を超える回転数で速度で走行しないとついていくことができないからです。また、追い風での立ち上がりやゴールスプリントになるとさらに回さないといけません。
そのため
・レースと同等の時間、常に高回転で回し続けることができるかどうか
・立ち上がりやアタックの反応で、回して加速+維持ができるかどうか
・空気抵抗の削減やロスのないパワー伝達が行えているかどうか
などを考えながら実施していただきました。
質問しながら練習を実施していましたが、ちゃんとした受け答えができていたような印象をいただきました。雨で外を乗れない日が続いていますが、きっとこの1週間の間でも彼らなりに何かを考えていたのかなと、少し成長を感じれたのは嬉しかったです。
次は中学生へ。
ついに自身のロードバイクを手に入れた、こ君。まだ骨折した手首の影響で、お医者さんに外での乗車許可を得ていないということで乗れなかったため”今日初めて乗ります”とのこと。実際に乗ってもらうと、全然ポジションが出ていなかったので、ワークアウトをこなしながらポジションを出しました。
小学生もそうですが、中学生も骨格的成長が著しく、気付けば半年で4cmも伸びたりしているので、この年代の子たちは適度にポジションを出してあげないと膝を痛めたりするんだろうなと改めて感じています。ということで、中学生に会うたびに、毎回”身長伸びた?”とか”体重増えた?”とか聞いているのは、実はそういう身体的変化が発生しているかどうかを確認した上で、どうしないといけないかを考えるためのきっかけだったりします。
さて、新しいバイクなのでいままでと感覚が違う、こ君。膝の様子を見ながらワークアウトを進める、し君。なぜかめちゃくちゃに足がつっている、か君。気になったのは”足がつる”という状態に陥っていた。
この時期は、意外と足がつることが多くあります。その原因としては、発汗量が増えたことで水分やミネラル不足が考えられます。その他にも、この年代の選手の場合はシューズが合わなくなってきた、ということも考えられますが、まずは水分と栄養面を見直すように、話をしてみました。
つってしまうと練習にならず、”1回の練習が無駄になる”こともあるので、その日の練習だけでなく、日々の生活も見直して、継続的に成長できるための習慣を身につけてみましょう。
自転車上での練習が終わったら、最後に自体重エクササイズ。
前回の復讐として、先輩が後輩に指導するようにプランク→プッシュアップを実施した後に、プッシュアップの姿勢から派生させた股関節のモビリティエクササイズを実施。腰椎-骨盤は固めたまま、股関節を三次元的に動かすエクササイズとなります。
ここでテーマとなるのは、分離と協働。難しい話になるので、この辺りは飛ばしておきますが、基本的に自転車のペダリング動作時、骨盤は固定したまま股関節を動かしますこの、固定するところは固定して、動かすところは動かして、を自分でコントロールできるようになるためのエクササイズを実施した、という感じです。最初はできないかもしれませんが、ぜひおうちで毎日やってみてくださいね。
最後に、どうやったら強くなれるか、速くなれるかを聞かれたので、ここで回答しておきます。
それはとてもシンプルで、成長することです。何を当たり前なことを、と思われるので少し掘り下げてお話しします。何を成長と言うのかというと”昨日できなかったことが、できるようになること“だと考えています。そうなるためにも、常に自分の”できる・できない”を把握していることが重要だと考えています。それを踏まえて、前回に反省点を、今回チャレンジする。今回の反省点を、次回チャレンジする。というように、一歩一歩、確実に次に進んでいくことが大切だと思っています。
自分を把握するためにも、自分を成長させるためにも、練習日誌を書いてみるといいかもしれません。やるか、やらないかは、君たちにお任せします。
今日もお疲れ様でした。
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