
練習状況
日時 : 2021年11月09日(火)
気温 : 15度 (晴)
人数 : 中学生3名 / 小学生5名
※ 火曜日に初めて全員揃う状況
ワークアウト
・20min Based Training
・1min IntervalTraining
内容
火曜日にスクール生徒が全員集合。このようなことは初めてですが、様々な機材を駆使してスペースを確保し
先週のデータから20min Basedへ変更しても問題ないと判断し、ワークアウト時間を変更。中学生は各自のテーマを持ってのパワーベース、小学生はケイデンスベースのワークアウトを実施しました。
20minのワークアウトを2セット終了したタイミングで、中学生2名が膝痛を、小学生1名が病明けによる不調のため終了。無理に漕がることで膝や体調状態を悪化させ、治る時間が遅れたりモチベーションが下がる恐れがあるので、こういう場合は切り上げてもらいます。ただ、そのまま終了というわけではなく、3名に関しては出羽コーチに自体重エクササイズを指導してもらいました。
※膝痛のうち1名は成長痛、もう1名はオーバーユースと予想。
さて、残りの5名に関しては 1min Interval を実施。現状、唯一膝の痛みを訴えいていない中学生のこ君は、20min Interval の影響でかなり疲労している様子で、しばらく動けずにいました。そのため1minは全体の2セット目から実施しましたが、これ以上は彼の体が動かないだろうと判断し、 “中途半端にインターバルを行うぐらいなら、今の全力を1セットに集約して出し切って終わろう” という指示を出して、全体の3セット目で終了。するとローラー上の1min MMPを更新してました。
●か君 走行データ
あれ?まだいけたかな?と思いましたが、おそらく3セット目に中途半端に撃沈するor手を抜くだろうなと考えられたので、この判断で十分かなと思います。
さて、時々ワークアウトの出力が低下し続けている中でもワークアウトを継続する方がいらっしゃいます。これに関しては、”何をテーマとして実施してるか“で判断が変わりますが、このケースの多くは以下の3つの選択肢が多いのではないかと思います。
- 惰性で続ける
- ワークアウトを変更する
- ワークアウトを停止する
今回のか君のケースでは、”1セットに集約して早々に切りあげる” という選択肢をしました。それはフィットネスとしての意味もありますが、それ以上にメンタルや行動に対する意味の方が大きいと考えています。テーマから外れた状態で苛立ちを覚えながら中途半端に行ったり、最後の5セット目に向けて力を残してインターバルをおこなうことで手の抜き方を覚えるくらいなら、 “全力出し切って終える” ことを指導します。特にこの年代の選手には。
楽な方法を覚えるのは大人になってからで良いと考えていて、変にクレバーになってしまうと自身の限界を超えられないと考えています。今の彼らには練習やトレーニングで、そうした選択をせずに “苦しい中でも、次につながる苦しい選択肢を選ぶこと” と伝えています。最後までワークアウトを行うことはできませんでしたが、3セット目、厳密には2セット目に楽することをせずに全力を出し切ったか君を褒めたいと思います。が、次回は最後までできるようにリードしたいと思います。
こうしたポジティブな心理状況
さて、ここに来て中学生以上に小学生の成長が著しいような気がしてます。もちろん中学生もすごく成長しているのですが、それ以上に小学生の勢いが凄まじいというか、なんというか。とにかくすごい。
りょ君に関しては苦手だったケイデンスワークアウトも徐々に回せるようになってきていますし、実走でもそうした走りを選択する姿を見せてくれました。け君に関しても徐々に回せるようになってきていますし、苦しいところで回し続けることができるようになってきました。また、き君に関しては1分間180rpmで回せるという謎の能力を身につけています。今回、火曜日初参加のりょ君としょ君も、それぞれにテーマを伝えながら指導しましたが、彼らなりにしっかりと取り組んでくれていたと思いますが、これからが楽しみです。
●き君 走行データ
小学生から中学生の指導をしていて、やはり”メンタル”や”考え方”を伝えることはとても大切だなと感じています。これらをどう育てるか、がこの年代を対象とする指導者に求められるんだろうなと思います。とはいうものの、この年代だけでなく大人になっても、そしてプロになっても、指導者にはこのメンタルやマインドセットをサポートするスキルが必要になるだろうと考えています。この辺り、もっと私も勉強しないといけないなと思いますが、彼らと共に成長していきたいと、改めて思いました。
本日も、お疲れ様でした。
次回開催
2021年11月6日(土) 8時00分から開始
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