
練習状況
日時 : 2022年3月15日(火)
気温 : 10度 (晴)
人数 : 小学生 5名
ワークアウト
・30min Interval Training
内容
先週末、広島県にて行われた西日本チャレンジロードレースが行われたその日、愛知県ではリトルワールドにてサイクルロードレースミーティングが行われた。ゲストには全日本選手権を優勝した草場選手が参戦していたが、当スクールの小学6年生の3名は、ビギナーカテゴリーに参戦した。
結果、勝つことはできなかったが、自身が何にチャレンジして何を学んだか、それを次に生かせることができればいいのではないかと思う。
実はこのレース、1つ問題が発生していた。当スクール生が落車したのだ。事情聴取(?)してみると、落車の発生スポットはドイツコーナー。原因はスピードを上げて突っ込みすぎたとのことだった。実際の落車シーンの状況を見ていないから何もいえない部分はあるのだが、問題はおそらくここじゃないか?と感じるシーンが。
『タイヤの空気圧ってどれくらいだったの?』
『わかりません』
機材のセッティングや管理の最終確認は、自分で行いましょう。
タイヤの空気圧とか機材のチェックを自分の目や感覚で行うのは本当に重要。というのも、自転車に乗るのは自分自身。自分で安全を確認した上で、乗らなくてはいけない。
今度から、必ず自分で管理しよう。それだけでも、きっと速くなれるよ。
本題は練習へ。
新入生の子が、なんとシマノのビンディングシューズになっていた。先週まではフラットペダルだったのに、スクール3回目にしていきなりのビンディングシューズ。アグレッシブなことはいいことである。
ハイブリットローラーでクリートの脱着を練習してから、3本ローラー。
意外と乗れていた。何も問題はない。子供の成長は早いものだと思いながら、今度は片手離し + ペダリングを止めてバランス感覚を調整しつつ、3本ローラーに乗ったまま、ドリンクを飲むという練習をした。これで集団走行中も、ドリンク補給できるね。
そんな練習中、いつも通り高ケイデンスでペダルを回していたら、ペダルから足が外れた選手がいた。なんだなんだ?と思ったら、どうやらクリートが磨耗しすぎていてた結果、固定力がなくなっていたみたいだ。気のせいかもしれないが、1〜2分に1回くらい外れていた。
クリートの交換は早めに行いましょう。
今回は練習中の出来事だったからいいものの、これがレース中だったらレースにならないし、落車につながり自分だけでなく一緒にレースを走る他の選手を落車させてしまう行為につながる可能性がある。
そう言いながら、練習中でもいけない。有意義な時間を潰してしまうことになるから、時間が無駄にならないように、日頃からクリートは管理しておくべきである。ちなみに、クリート(シマノ)の場合は、何処かしら剥がれる前に変更しておくことが重要です。
さて、練習を観察していると、いつもと同じように回しているつもりでも、バイクの動く感覚が全然違う選手がいた。練習前に『お、シューズが変わっているなぁ』という話題になった選手である。
この年代の選手は身長と共に足のサイズが変わるから、その時々に合わせたものを使う必要がある。が、変えたびに発生する問題がある。
シューズが変わるとともに、ポジションを変える必要があるのだ。
シューズには各メーカーの思想があり、その思想を元にしたコンセプトが立てられた上で作られている。そのため、メーカーが異なればデザイン以上に構造が違う。その構造の中で、個人的に意識しているのはソールの厚みと反りの2つである。
簡単に説明すると、大体の場合は同じポジションでも、ソールの厚みが増えれば、サドルを上げるなどしなくてはいけないし、ソールが反りがきつくなれば、サドルを上げる必要がある。そうしなければ、適正な動作が再現できない可能性が大きくある。
今回のケースは、ノースウェーブからシマノへシューズを変更していた。ソーズの厚みに関してはノースウェーブの厚みがわかりかねるが、シマノのシューズの方が反りがある(記憶が正しければ)。となると、前回よりもかかと位置が上がるようになるため、上死点での窮屈感、下死点での低さを感じるようになるため、膝関節主動で動きやすくなってしまうため、下まで踏み切ってしまうケースが大きい。
ペダリングは意外と繊細な競技動作。だからこそ、なるべく適切なポジションで回し続けたい。また少し調整をして行こう。
というような流れで、本日の練習のまとめは以下の通り。
本日のまとめ
・ タイヤの空気圧は自分で管理しましょう。
・ クリートは適切なタイミングで変えましょう。
・ シューズを変えたらポジションが変わる。
動画はまた後ほど。
本日も、お疲れ様でした。
【次回開催】
2022年3月17日(木) 17時00分から開始
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