
練習状況
日時 : 2022年3月15日(火)
気温 : 10度 (晴)
人数 : 中学生1名
ワークアウト
TRACK BIKE TRAINING
内容
体調不良と落車における怪我の離脱で、本日は1名での練習。新しいホームページへの移行が終わったことで、本練習のレポートをこちらに記載する。
さて、お気付きだろうか?
実はタイトルを遡ると、全て題名を変えている。というのも、このスクールを初めてから、何回記事を書いたのかと気になったので、せっかくなら数えながらタイトルを書いてやろうと思ったのがきっかけである。(寝る間を惜しんでの作業)
どうやら今回で56本目の練習レポートらしい。継続は力なりといいながらも、全く継続できていなかった僕が今、唯一継続しているものと言っても過言ではないかもしれない。これからも頑張って書いてみよう。
さて、本日の練習レポートを書く。
中学生2名がお休みの中、彼1名で練習。週末の堺浜クリテにて雨の中走ったのに、体調不良にならなかったのは素晴らしいことである。その翌日は、週末の名古屋競輪場での記録会にて、1kmのタイムを1分26秒から1分20秒まで記録を縮めたらしい。
さて、この年代でこのタイムが速いか遅いかは、国内のサンプルが少ないのでおいておくが、同年代に既に1分12秒で走る程のとんでもない選手がいるというのは知っている。
今の身長と体重では無理があるからそれを目指しなさいと言うことをしないが、とりあえず現実目標として中3の段階で1分15秒くらいは出しておきたい。そのためにはどうすればいいかと言う話で、現在か君が何を考えているか確認するように話を聞いてみた。
さて、ここで彼が1分15秒までタイムを伸ばすのは至難の技だ。しかし、以下の2つをどうにかすれば、とりあえず1分17秒まではタイムを縮めるのではないかと思っている。※ あとの2秒は、たくさん食べてたくさん運動して、体をデカくする必要がある。
1.スタンディングの練習
2.200m毎の通過タイムの最適化
1に関しては、スタート時の立ち上がりから最高速度へ持っていくまでの流れを指す。彼の場合は体躯が小さいため、パワー不足でどうしても最高速度へ持っていくまでの時間が遅れてしまう。
しかし、原因はパワー不足のみならず、スタートの際の身体の動かし方である。いかに小さな体を大きく使って動くのか、これが今の彼にとっては重要。その感覚を伝えるための練習方法を、彼に伝えておいた。あとは反復して練習してみよう。それだけで、かなり強くなるだろう。
次に2に関して。そもそもタイム計測系の種目は綿密な計画を立てた上で挑む必要がある。パワーと空力のトレードオフの最適化に合わせて、タイムマネジメントだ。今回は、前者よりも後者を理解するために、200mごとのタイムを計測してみよう。※ 名古屋競輪場が400m バンクなので、200m LAPがいい。
どこからどこまでの区間が早くて、どこからどこまでの区間が遅くなるのか、可能な限り数値化して、タイム戦略を考えよう。それができるだけで、かなり速くなると思う。
上記の2点、今度バンクに行って練習した時は必ず記録しておこう。
さて、練習中のお話に戻るが、 TT バーを握って走行する際に気になった点を上げる。
1. バーの握り方
2. 首(頭の位置)
3. 背骨の動き + 肩甲骨の位置
4. 骨盤の寝かせ方
以上についても諸々言っていたのだが、とりあえずこちらの動画をどうぞ。
身体の大きさとかスピードとかじゃなくて、身体の動かし方とかペース配分とかを見て、自分の動きと何が違うかを見てみよう。
近年、こうしたYouTubeを始めとする映像配信ツールでレースの映像を簡易的に確認することができる。便利な世の中だ。そうした映像を観ている子も非常に多いが、本当に速くなりたいならが、観るべきところはリザルトではない。
“その選手の取り組み全てだ”
身体の動かし方、シフトチェンジの方法、アタック時の身体の動き、ローテーションの走行など、リザルトにつながる全ての行為を観なくてはいけない。リザルトがついてくるにはついてくるだけのことをしている。
学ぶと言う言葉は、真似ぶ(まねぶ)という語源からきている(のだとか)。そうした視覚から得た情報をもとに、3本ローラーを乗っている最中や実際の走行でも、イメージしながら真似してみるといいと思う。というか真似しよう。
いつか、それがいつの日か、君たちも武器になるよ。本日もお疲れ様でした。
【次回開催】
2022年4月5日(月) 16時00分から開始
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