ORCA CYCLING SCHOOL | 愛知県名古屋市のロードバイクスクール

ORCA CYCLING SCHOOL | 愛知県名古屋市のロードバイクスクール

ユース・ジュニア

#スクール092 イメージする成長曲線と日常生活の送り方

post 2022.8.2
 

練習状況
日時 : 2022年8月1日(月)
気温 : 32度 (晴)
人数 : 高校生1名 + 中学生2名

 

ワークアウト
パワーマックス

 

内容

ベルギーからこたろう選手が帰ってきた。一体何を学んできたのかは誰かに口で語るよりも自分の心身に刻まれていればいいが、この1回で全てが終わるわけではなくこの1回からこれからが始まると言うことを忘れてはいけない。

 

そこには経験しないとわからない世界がある。それは僕自身が身を持ってい知っている。しかし、行って経験したことで慢心したり、全てを知った気でいる選手もいるだろう。その世界に身を置き続けて継続的に結果を残し、初めて知っていると言えると思うのに。

 

与えられた情報を、きっちりをもう一度学び、体を作り直し、上へ上へと目指して欲しい。まだ、スタートラインにもたってはいないんだから。

 

さて、本日もパワーマックス(ミドルパワートレーニング)を実施。

かいり選手の場合、30秒間の入りを6-7秒間の間に145-150rpmまで引き上げてから、負荷を受け止めるように維持しながら、緩やかにケイデンスを下げていく。何を求めているかで実施方法が変わるが、今のかいり選手の場合はミドルパワー内での一番最初の入りを最大限高めて維持する方法で行いたい。

 

高校入学前までに1kmTTを1秒12程度、3kmIPを3分45秒、AACA1-2優勝、平田クリテC1完走、四日市ジュニア中学生の部優勝ぐらいまで引き上がるのではないかと思っているが、そのためにクリアしないといけない3つの段階の内1つめの課題と考えている。本日の練習ではそれがしっかりとできていたので、次に移行してもいいかなと思う。

 

ゆづき選手もミドルパワーを実施。まだまだ “自転車競技としての体力” が養われていないため、インターバル耐性に弱い。1本目は170rpmから入り、135rpmを維持して終えるも、2本目から160rpmから100rpm程度まで落ちる。こうした繰り返しがまだ弱い。

 

しかし1発全力を出させようとするとしっかりとした結果が伴ってくる。スプリント力が高まれば、かなり強くなるだろうなと思いつつ、トラック種目のスプリント + 1kmTTでその才能を遺憾なく発揮するのではないかと思った。かなり強くなれると思うよ。まず、平田のC3で優勝を目指して欲しい。

 

 

こたろう選手の場合、やっぱり持続力が弱い。これは筋力的な物が関係していると僕の指導経験が反応する。本格的にこの冬に体づくりをすることが、今後の競技成績を大きく左右しそうな気がする。自転車競技で言えばトラック種目の1kmTTなんだけど、まず人としての能力が弱い気がする。陸上競技の400m的能力が圧倒的に足りない。代謝機能の問題じゃなくて筋力的な問題。どう身につけさせるかが課題…筋トレか。

 

それぞれに思うことは尽きないが、それぞれの目的目標に合わせて、しっかりと指導していく。

 

さて、夏休みを超えたら、中学3年生も受験勉強に勤しむだろう。進路について悩むだろう。本来はそれでは遅いくらいで、もう前から進路を考えていないといけないだろう。

 

当スクールは小学校5年生から高校1年生の12名が在籍している。自転車競技が面白いから、近くのレースに参加してみたいという子供から、将来インターハイで優勝したいとか、海外でプロになりたいという想いを持っている。

 

中学3年生の選手のビジョンは異なる。その想いを、自分が口に出すのも出さないのも勝手だけれど、上を目指す選手になりたいなら、取るべき行動が違うんじゃない?て思うこともある。

 

YouTubeを観ていたいだろうし、TikTokを観ていたい。漫画だって読みたいだろうし、ゲームだってしたいだろう。その気持ちはすごくわかるし、それを僕が “やめなさい” って言うことはない。言ったってやめないだろうし、きっと親御さんが言ってもその場ではやめても隠れてそれをやるんだろう。

 

でも、いつの日か後悔することになる時が来る。

 

“なんでこんなに真面目に取り組んでいても、周りに置いていかれるんだろう、弱いままなんだろう”って。 中学生の頃にそういう時期はあったけど、結局知ることとなる。 “自分がやることをしていなくて、相手はやることをしていただけなんだ” と。1つ上の全国出場した先輩方や、優勝した先輩を隣で見ていて、理解した。

 

“あの時もっとこうしておけばよかった” と思ったが、その時は戻ってこない。でも、あの時甘えた行動を選択していたのは自分。結局、自分が自分を成長させていないのだと理解した。

 

日々のトレーニングだけでじゃない。自炊や食事内容、洗濯・掃除などの家事全般。振り返れるように日誌はつけているか、今日の練習を復讐し、次回はどうするか考えているか。一つ一つ、高いレベルになるように成長していって欲しい。

 

お疲れ様でした。

 

● スクール生徒募集中
申し込みはこちら

● 夏休み特別スケジュール
申し込みはこちら