ORCA CYCLING SCHOOL | 愛知県名古屋市のロードバイクスクール

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ユース・ジュニア

#スクール113 現状と課題を考えて冬を過ごす

post 2022.12.14
 

練習状況
日時 : 2022年12月12日(月) – 13日(火)
人数 : (月)4名 – (火)5名 + 体験1名

 

ワークアウト
パワーマックス / 3本ローラー

 

内容

AACAに、ゆづき選手・けんし選手・はるま選手の3名が参戦し、1-4にてゆづき選手は2位、けんし選手は周回賞、Kids(JCF)にてはるま選手は2位となった。

 

それぞれ成長していることの嬉しさを感じると共に、勝つことは改めて難しいと感じるレースであったが、そのたった1回の勝利を手にすべくひたむきに努力し続けるなかで、学び、行動することの大切さを実感してほしい。

 

そんなことを感じながら、今週も練習をおこなう。

 

月曜日

こたろう選手・かいり選手・ゆづき選手の3名でパワーマックスを実施。

かいり選手が伸び悩んでいるような発言をしていたが、まだまだ体が大きく成長している最中なので気にすることはないかなと思っている。身長も中学3年生で160cm程度ではあるが、2021年のスクール開始時期には140cmあるかないかぐらいだったことを考えると、等速で成長しているんだろうなと考えてる。

 

身長の成長がとまっているゆづき選手。気のせいか?と思っていたらけどきっと気のせいではないくらい筋肉の成長が著しい感じがする(特に足)。この冬、少し筋トレをさせながら乗り込ませると一気に成長するような気がする(指導者のカン)。1週間12時間を目標に細かく乗ってみなさいな。

 

こたろう選手は体重が増えてきたっぽいが筋肉でなく脂肪で、て感じがした。おそらく摂取カロリーに対して運動量が足りていない。とりあえず筋トレも重要だけど、バイク6割・ランニング2割・筋トレ2割くらいの感覚で体動かさないとシクロクロスは早くなれないんじゃないか?と考える。

 

12月から入学したりつき選手は、先週同様に3本ローラーを実施。

かいり先輩(?)のおかげでかなり乗れるようになっていたので、少しずつ動作の精度を上げていく。ギアを一番軽くした状態から、跳ねる感覚を抑えるようなペダリングの脱力感を伝えていき、ギアを上げたりケイデンスを上げる中でも同様に行えるように指示する。面白いくらいにできるようになっているので、これはいい成長をするんじゃないかなと感じる。

 

火曜日

きら選手・けんし選手・りょうと選手の3名でパワーマックスを実施。

りょうと選手は骨折・体調不良明けということもあり持久力(間欠性持久力)が低下しているように感じるが、瞬発的な部分は大きく落ちているわけではなさそう。とりあえず徐々に様子をみながら強度をコントロールする必要があるだろう。

 

けんし選手はやはり瞬間最大トルクの弱さが気になる。ここをどうにか改善すべきだろう。自転車以前に瞬発力が弱いんだろうなと感じることもあるので、飛ぶ・跳ねるの練習を間に取り入れるといいかも。例えば、学校の階段を何段飛ばして飛べるかチャレンジする、とかバウンディング(跳ねる)動作で学校中を移動する、みたいな感じでどれだけ高く飛べるか、どれだけ前に跳べるかをやるとめっちゃ速くなりそうな気がする。

 

きら選手は終始安定して回せている。兄のかいり選手と同じように等速に成長している感じがしているので、成長の爆発力というのはおそらくない可能性があるが、それでもスクスクできるようになっているのでいいのではと思う。一つ気になるのは高トルクをかけるときに上半身の動きが”腕だけ”になっている感じがするところ。腕でハンドルを押し引きする感じがあるから、それを背中から・胸からおこなえるようにするといいかも。

 

 

そう選手・はるま選手の2名で3本ローラーを実施。

そう選手は一定で回せるようになったし、3本ローラーの上でスプリントもできるようになってきた。これは本当に大きな成長だと思う。身長に対してまだまだ筋力不足だから、たくさんご飯食べてね & 懸垂が10回くらい連続でできるようになると、かなり安定して乗れるようになるかも。あとは3本ローラーの上で両手離し運転ができるようになりましょう。12月中の目標ね。

 

はるま選手もしっかり回せているし、スプリントができるようになってきた。同年代の同身長の選手と比べると、おそらく筋力はあるほうだと思うから、しっかりとトルクをかけて回せるようになるとめっちゃ速くなりそうな気がする。じゃあどうしたらいいの?てなると思うけど、向かい風の中をずっと一定ペースで走り続ける練習をするといいかも。追い風でもいいけれど。あと、たくさん外で遊んでくれたらOK。

 

ちなみに、本日1名の中学1年生が体験。

元々ご家族でサイクリングをされていたけど、弱虫ペダルを見てロードに興味を持ったという子。目的目標はレースというより、レクリエーション的な感じで、サイクリングを楽しむための技術と体力の習得。

きら選手のロードをお借りして3本ローラーに乗ってもらったけれど、なかなか乗れずに苦戦する。よくよく考えると、本当にロードを始めたばかりのスクール生徒がスパンとすぐに3本ローラーに乗れたのは何故だったんだろうか。おそらく “自身に適している機材で乗れているかどうか” が一番大きいんだろう。

結果、乗れることはなかったが、それでもまたチャレンジしたいと言っていたのは嬉しいことだ。

 

 

まとめ

火曜日に体験をした子を考えると、レクリエーション的な目的目標で自転車に乗る子が増えてくれるのはすごく嬉しいことでもあるから、スポーツ(現行) / レクリエージョン(新規) でクラス分けするのもいいかなと感じます。

 

なんにせよ、強化(選手育成)と普及はセットで考える必要があると考えるので、改めて次に求められるものが何かを感じ取ることができた2日間でした。

 

本レポートは各選手がすべきことをまとめてありますので、12月中はそれらを意識して自分なりに考えてやってみましょう。と言いつつ、わからないことは聞いてください。

 

お疲れ様でした。

 

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