ORCA CYCLING SCHOOL | 愛知県名古屋市のロードバイクスクール

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ユース・ジュニア

#スクール114 やるかやらないか、自分で選んで。

post 2022.12.22
 

練習状況
日時 : 2022年12月19日(月) – 20日(火)
人数 : (月)3名 – (火)4名

 

ワークアウト
パワーマックス / 3本ローラー

 

内容

先週に比べて気温が低下していることにあわせて、空気が乾燥している感じがする。

 

『こういう時は体調不良になりやすいから気をつけましょう』と言ってるのだが、それでも体調不良になる選手がいた。身体的に成長している過程において、免疫力にもそれぞれ違いがあると思うが、風邪をひくとトレーニングができないだけではなく今まで積み上げてきたものが少し崩れてしまう。

 

その間に他の選手が頑張り続けていたら、それが取り返しのつかない大きな差になってしまうこともあるので、体調管理には本当に気をつけましょう。

 

月曜日

かいり選手・ゆづき選手の2名でパワーマックスを実施。

 

本日も別件で仕事に向かうため、出羽コーチに依頼していたが来ない。連絡すると『忘れてました…』という絶望的な状態に。しかし、偶然森﨑コーチが施設にトレーニングをしにきていたので、勤務を依頼することに。
(森﨑コーチ、本当にありがとうございます。)

 

森﨑コーチの報告によると、かいり選手・ゆづき選手両名とも頑張っていたと同時に、りつき選手が3本ローラーにめちゃくちゃうまく乗れていたという報告を受けた。やるなぁ。

 

火曜日

きら選手・りょうと選手の2名でパワーマックス、そう選手・はるま選手の2名で3本ローラーを実施。

パワーマックス組が2名ローテーションなので大変なことになっていたけれど、りょうと選手の英語の宿題を間に挟みながら実施。なぜかきら選手が解いていたけれど、疑問文はbe動詞が先だからね。

 

3本ローラーを実施中、はるま選手が『できるようになりましたよ』と言われたので、何をだ?と思ったらまさかのこちら。

『たぶん日本全国どこを探しても小学5年生でこれができるのは、今現在君だけだぞ』と思いながら、感心していた。【好きこそものの、上手なれ】とはまさにこのことだなと。

 

スクール生徒でも6年生で出来たわけだけど、その最年少記録を更新されるという、ね。

#スクール048 数値だけじゃない向上の楽しみを、もう一度

 

先輩方、負けずにチャレンジしてください。

 

まとめ

今週だけでなく、現状のまとめを1つ。

 

⚫︎ 高1 – ゆづき選手 : ロード・トラック向き


1発はとても強く、しょうご選手を越えるものを持っているが、インターバル能力と巡航能力が低い。インターバル体制は1発を高めることができれば多少改善できるが、問題は巡航能力(TTとして)。テンポベースでの乗り込みを行いながら、峠を中心とした区間TTを中心に。一定強度で淡々と走り続けるようにするといいと思う。

【課題】
:持久力向上 (3時間ノンストップ走行を週1回入れたい)
:TT練習を取り入れる ( 4分から12分間の全力走 )

 

⚫︎ 中3 – しょうご選手 : ロード・トラック向き


一発とスプリントが強く、インターバル体制もそこそこ。スプリントの射程距離(レンジ)がほかの選手に比べで高いから、スプリント勝負に持ち込めば強いが、そもそもの基礎基本的な巡航能力と持久力が足りない。個人的に1 + 4km TTの能力と3時間のテンポベースでの走行レベルが向上しないと、自身が戦いたいと思っているレベルで戦うことに苦戦するんじゃないかなと考える。それはU17という世界の話ではなくて。

【課題】
:継続的な練習 – パフォーマンスが高まる刺激が入る前に抜ける
:TT能力 – 中2の頃から言ってますが、この能力をマジで磨くこと

 

⚫︎ 中3 – かいり選手 : ロード・トラック向き


一定ペースで成長を重ねていて、本人はスプリントが得意と言っているが、個人的にはスプリント寄りのオールラウンダーというイメージ。トラックでの記録も徐々に伸びているので、焦らず練習を積み重ねる必要があるが、問題は筋力向上。ただ、そこにフォーカスしすぎると持ち前の回転数が下がる可能性があるから、バランスよくやる必要がある。トルクとケイデンスに対するアプローチを両立することで、高校2年生から爆発的に伸びると思う。

【課題】
:筋力向上 – 全体的な筋力向上を目指す (主に背中・下半身)
:瞬発力向上 – 単発的・連続的なジャンプ能力を高める

 

⚫︎ 中3 – こたろう選手 : ロード・シクロ向き


バイクコントロールはうまいが、それを生かすためのパワーが圧倒的に足りない。技術だけで上がれる世界はとうの昔にすぎているからこそ、基本的なパワーの向上が求められる。そのための”トラック的スピード”が必要だし、”ロード的持久力”が必要。ただ身長に対して筋力がないのが気になり、そこが頭打ちになっていると思われる。ただし、それを得るためには継続的な積み重ねが必要、一瞬だけでは絶対に無理。だからこそ、マネジメントも頑張って欲しい。

【課題】
:筋力(筋肉量) – 適切なフォームを維持できる筋力をつける
:スピード持久力 – 高いスピードを維持し続ける能力を高める

 

⚫︎ 中2 – りつき選手 : ロード・トラック向き


バイク上での身体操作のセンスは高い。股関節周りの動かし方が上手いだけでなく、足の感覚がバスケで培われていたんだろうなと思う。ここで成長モデルの選択肢が2つある。ロード × トラック または ロード × シクロクロス である。どちらにも可能性はあって、どちらをとっても成長すると思うが、ロードメインで考えるながらトラックの方が相性は良さそうだから、ある程度乗れるようになったらパワーマックスを活用して評価したいと思う。とりあえず、今は基礎基本的な技術と体力の習得をしましょう。

【課題】
:現状はとくになし。
まずは練習を継続しておこなってみましょう。

 

⚫︎ 中1 – きら選手 : ロード・トラック向き

兄のかいり選手と同様に、一定ペースで成長し続けているが、個人的にはクライマーよりのオールラウンダーという感じ。身長も体重もまだまだ成長盛りなのでパワーは足りていないが、回し続けることができる持久力の高さはピカイチ。あとはそこにトルクが加わればかなりいいが、これは身体的成長(身長-体重)を待つばかりである。とはいえ、今からでも筋力向上はできる。適度な筋トレを並行して、しっかり自転車の練習することが大切。

 

【課題】
:筋力向上 – 全体的な筋力向上を目指す (主に背中・下半身)
:瞬発力向上 – 単発的・連続的なジャンプ能力を高める

 

⚫︎ 中1 – けんし選手:ロード・トラックorシクロ向き


身体能力が高いわけではないが、バイク操作はスクールの中でもトップだと思う。正確にいうと、バイク上でバランスを取るためのカラダの使い方はうまい。この能力はさまざまな方向に役に立つから、多分シクロとか専門的にやってみても速くなると思う。とはいえば、並行して今はスピードが欲しい。足りないのは瞬発力。垂直跳びや前方方向への立ち幅跳びなどの能力をかなり強化する必要があるかもしれない。冬場は自転車と並行して、陸上でのダッシュ + ジャンプがかなり伸びる秘訣かも。

【課題】
:瞬発力向上 – 単発的・連続的なジャンプ能力を高める
:身体操作 – 股関節を大きく動かす動作を取り入れる(50m走など)

 

⚫︎ 中1 – りょうと選手:ロード・トラック向き


同年代選手に比べて身長もあれば筋力もある。能力としてはスプリント寄りだけど、自身のスプリントを生かすなら “ルーラーとしての能力”が必要になるだろう。特に求められるのが、そうした高速域からさらに速度を引き上げる能力。そこが高くなれば、ある程度自身の確立された武器になると思われるから、全身の爆発力 + ケイデンスでの速度向上能力が求められる。

【課題】
:瞬発力向上 – 全体的な筋力向上を目指す (主に背中・下半身)
:スピード持久力 – ケイデンスを上げて維持する方法

 

⚫︎ 中1 – そう選手:ロード・トラック向き


中学1年生の中で最も身長が高いそう選手、だけどBMI(ボディ・マス・インデックス)で考えたときに誰よりも低い。つまり身長が高いが、筋肉量が少ないという感じ。早く走るためには、基本的な技術練習だけでなく筋肉量・筋力も大切である。自転車練習だけでなく、+αの筋力トレーニングが、今最も必要かもしれない。そうして『 身長 – 105 = 体重 』(体脂肪率10-12%前後) になった時、かなりレベルの高い選手になると思うし、それだけでなく骨格的にトラックのTT種目で力を発揮できるようになると思う。冬場に体重を増やすこと、も一つ目標に加えてもいいかも。

【課題】
:筋肉量増加 – 全身満遍なく筋肉をつけること
:テクニック向上 – 細かいバイク操作のスキル習得

 

 

⚫︎ 小5 – はるま選手 : ロード・トラック向き

動作習得能力が高いように感じるが、それは自身の運動センスというよりも努力の賜物だろう。継続できる力っていうのは本当にすごい。現状はまだまだ大きく筋力も高くなることはないから、自転車と日常的な友達との遊びを並行しながらたくさん体を動かすといいかも。特に、ダッシュ + ジャンプ は遊んでる時に必ず入れるといいかも。

【課題】
:総合的な運動能力向上 – 焦らず満遍なく伸ばす。
:ご飯食べて寝る – 体を動かしたら食べて寝ましょう。

 

 

以上を参考に、2ヶ月間継続して取り組みましょう!

 

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