ORCA CYCLING SCHOOL | 愛知県名古屋市のロードバイクスクール

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ユース・ジュニア

#スクール059 なりたい自分をイメージしているか

post 2022.4.8
 

練習状況
日時 : 2022年4月8日(木)
気温 : 12度 (晴)
人数 : 中学生8名

 

ワークアウト
周回練習

 

内容

中学生、全員集合。在校生6名 + 新入生2名 に分けて周回コースを走行。1周回目は道路状況の確認、2-3周回目はファストペダリングとSFRの実施、4周回目以降は各自テーマに基づいた練習を実施。

 

基本的に、新入生の2名に着きながら走行。イーブンペースで走行し、前方の6名を目視できる範囲で周回しようと思っていたら、1名鼻血が出てきてストップ。在校生と逸れてしまった。

 

鼻血の救急応対は、記憶が正しければ2回目。1回目は帯同車を出していたために問題はなかったが、実走形式でのサポートだと問題が発生したときの初期対応がかなり遅れる。実走行用の緊急チャートを用意し、参加者 + 保護者も理解した対応ができるものを作ろうと思う。

 

スクールが開講して1年経過したといえど、毎回何かしらの変化がある。ある程度予測することもあるが、予測していなかったことも起こる。その都度、1つ1つきっちりと対応して、事故や問題が起きないよう努める。

 

さて、新入生2名に対しては集団走行の練習。普段行っている3本ローラーの練習で意識していることが、何につながっているかを確認。そんな新入生2名も、少し前から走っていたゆ君と、本当に最近走り始めた子のそ君がいる。同じ初心者とはいえ、レベルが違う。それが悪いわけではないが、その数ヶ月の違いで何をもたらすかを考えながら僕自身も走る。

 

個人的に感じたのは  “観察能力” の差。周りや動作を観察し、その動作をトレースして自身の体の中に感覚を生み出す力や、周りに合わせて自分がどうやって動けばいいのかという判断能力に、差が生まれ始めているように思う。

 

この観察能力をどう高めるか。最低水準に乗せるか。これをクリアしないと、レース以前に、集団でのサイクリングもさせられない。危なすぎる。体力の向上は後ほどたくさんできるから、今は安全を中心としつつ、自転車操作の基礎基本となる技術の習得に徹底的に努めよう。

 

途中、在校生6名に合流し、彼らを牽引しながら走行速度を上げた練習を行う。バイクペーサー代わりとなるイメージで、徐々に速度を引き上げてから10-20秒間一気に加速する。僕の見立てでは千切れないと思っていたが、千切れてしまう選手もいた。番手の順序もあるだろうが、僕がかけ始めるタイミングを見逃して1-2テンポ遅れてしまったのだろう。

 

常に集中すること。

 

いつ何がどこでおこるか分からないから、疲れている時こそ集中すること。常日頃、疲れている時こそ丁寧にと伝えているように、それを忘れてしまってはダメ。

 

そして僕が1つ気になったのは “補給食を持っていなかったこと” 。練習時間は90分弱もあるので、後半にも集中力を保つことを考えるのならば、こうした練習の中でも必ず補給食を1-2つ程度保持し、集中力が切れる + エネルギーが枯渇する前には摂取しておかなくてはいけない。

 

練習は、今日この日のために行うものではない。先(自身が挑戦したいステージ)を見据えて必要となる条件を考えて行うものである。在校生の君たちが挑みたいレースは、補給食を必要としない短時間高強度のみのレースなのだろうか。

 

もう一度、考えましょう。

 

さて、先週に続き、彼らと一緒に走行したが、その中で各自の課題としてこれをしないといけない、あれをしないといけないということが鮮明にわかってくる。

その課題に対するヒントを一つ一つ伝えるけど、それを実行するかどうかは彼ら次第であって、僕では無い。だから、最終体に自分で試行錯誤して動くということをしないと、成長はない。

 

誰かにやらされることも必要な時期もあるだろう。僕で言えば彼らができるようにリードすることもあるだろう。

 

でも、最後は全て自分の意志。

 

やりたいをさせるのはご家族、やりたいを加速させるのは僕、そしてやるのは自分。自分の意志が重要である。そのために、常に言う。

 

イメージしましょう、と。

 

週末のレース、今からでもちゃんとイメージして挑みましょう。できなかった、で終わらせないこと。

 

お疲れ様でした。

 

【次回開催】
2022年4月11日(月) 18時00分から開始
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