ORCA CYCLING SCHOOL | 愛知県名古屋市のロードバイクスクール

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ユース・ジュニア

#スクール063 成長する自分と停滞する自分

post 2022.4.20
 

練習状況
日時 : 2022年4月18日(月)
気温 : 15度 (雨)
人数 : 中学生2名

 

ワークアウト
30-20min Interval Training
30sec Interval Training

 

内容

早速ですが、練習開始。

昨日に続き、在校生の3名は昨日の中学3年生と同様に、週末に参加したレースリザルトと各選手のアクションを確認し、傾向と対策を考察する。それぞれに何をしたらいいのかを考えてもらいながら、こちらはその他にもこんなパターンもあるよ、と提示したりする。

 

ここで驚いたのは、きら選手との会話である。レース中にどのような走行をすればいいのかを覚えていた。これは素晴らしいことである(やるかやらないかは置いておく)。

 

その記憶を参考に、平田クリテリウムを例に挙げながら、どのように走行すれば戦える可能性があるのか、いくつかのパターンを想像しながら徹底的に考えた。結構考えれるようになっているのは嬉しいことである。

 

また、そんな練習をしている際に気になったのは、けんし選手である。最近、3本ローラーのフォーメーションを変えて練習をした時に気づいたのだが、走り方が今までと少々違う。今までに見なかったが、車体が左右に傾く動きをよく見られる。また、それだけでなく、真ん中に挟まれる後ろの列で走行している時に、めっちゃくちゃガチガチになっている。この動きを感じるに、レース中での集団走行時に、ガチガチになりすぎて普段の動きと全く異なった動きをしているのでは?と感じた。最近速度が乗らないのは、こういう小さい動きのズレなのかもしれない。

 

わからない。最近のレースを中々、最初から最後まで直接見ることができていないので断言はできないが、次のレースでこれは確認しておいた方がいいと感じたところだった。

 

それはともあれ、成長しているとはいえど各自まだまだ頭の中でレースを組み立てることができていないかなと感じることが多くあった。どうすれば、今の体(フィットネス)に合った走り方をできるか、よりリアルに考えて走行することが重要である。

 

何も考えずに走っていても、いつの日か偶然、勝てる時が来るかもしれない。でも、それでいいのだろうか。

 

勝てる日をいつにするかは自分の計画と行動次第だと思っている。そこに、年齢における差や身体的特徴は関係ない。現に君たちの先輩である、かいり選手は、ギア比制限があっても、身長が低くて体重が軽くても勝っているんだからね。

 

頑張ろうとは言わない。あまりにも抽象的すぎるから。もっと自分がどうなりたいか、どう走りたいかをイメージしよう。

 

僕の予想では、在校生の中学1年生組みが2年生になった時、今の中学3年生が2年生だった頃以上の活躍をするのでは?と考えている。でも、そうするかどうかは自分次第。成長するもしないも、自分次第である。

 

その行動に対して、頑張ろう、とだけ言っておく。

 

新入生の子たちの成長も早い。体力的な成長はもっと後なので、速くなったとか強くなったとかではない。そこよりも、今は安全に上手く走るために最低限必要とされる技術習得が重要と考えているが、その点における成長速度は本当に早い。

 

こういうことを言うと多くの人は “これは年齢が若いから” と年齢を成功因子として上げるだろうが、そうではなく、彼らが何かしら努力しているんだろうなと感じられる成長具合だ。年齢ではない、何度も挑戦して得た、紛れもなく自分の努力の賜物である。

 

走行時の安定感、難易度をあげたローラー練習の実施方法、(気温上昇とは異なる意味での)発汗量から考えるに、多分家でも頑張って漕いで追い込んでいるんじゃないかなって思った。

 

そんなこともあって、ゆうしん選手を在校生3名に合流させた。少しだけ距離を離したが、徐々に距離を詰めていく予定。初めてにしては上出来だったので、その調子で問題ないと思う。そう選手は、合流させるまでもう少しかかる気がする。それでもうまくなっているから、焦らずに課題を達成しよう。

 

はるま選手も、前回できなかったことを今回はできるようになっていたので、また違うことをさせてみた。かなり苦戦していたが、頑張って何度も挑戦する姿は素晴らしかった。車体を真っ直ぐに立てて乗る。側から見たら単純にそんなこと誰でもできるだろうと思うけれど、小さな体で扱う24インチのロードバイクは小学5年生には大変なんだろうなと感じる。でも、前向きな姿勢は素晴らしい。

 

次の目標に向けて、それぞれ挑戦していきましょう。

 

本日もお疲れ様でした。

 

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