ORCA CYCLING SCHOOL | 愛知県名古屋市のロードバイクスクール

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ロードバイクのシューズの選び方について

2022.9.12

フィッティングをする際、必ずと言っていいほどクリート位置を調整することがあります。その際に使用されているシューズのサイズと足の形・大きさが適正でないと感じることもあり、クリート位置に調整しづらいという場面があります。

 

サイクリングは常に足を回し続けるスポーツです。

 

1分間に100rpm回せば、単純計算で1時間で6000回、3時間で18,000回もクランクを回すことになります。これが週に2回3回と頻度が多くなるにつれて足にストレスが蓄積されるわけですが、シューズと足が合っていない場合は足だけでなく、膝や腰にまで悪影響が及び、慢性的な不定愁訴(動いている最中の膝の痛みや腰の痛み)やケガにつながることがあります。

ロードバイクで膝を痛める3つの原因

 

痛みなく快適なサイクリングをするためには、自身の体にあった機材を選ぶことも大切ですが、シューズ選びも大切です一人でも多くのサイクリストに、快適なサイクリングをして欲しいという願いを込めて、今回はシューズの選び方についてご説明したいと思います。

 

足の型について

本題に入る前に一つ知っておかなければいけないことがあります。ご存知の方もいらっしゃると思いますが、足のサイズ以前に足の型というものがあります。足の型は主に、以下の3つの型に分類されます。

 

①エジプト型 : 親指が一番出ている足の形
②ギリシャ型 : 人差し指が一番出ている足の形
③スクエア型 : 全ての指の位置が揃っている足の形

 

一般社団法人足と靴と健康協議会が7000名を対象に行った調査によると、日本人に最も多いのは①エジプト型だそうで、右足と左足で形が異なるものの、75-80%の方はエジプト型に該当したそうです。皆さんは何型でしょうか。

 

基本的にシューズの多くはエジプト型・ギリシャ型をベースに作られていますが、どのメーカーが何型かということは、この記事では断定できませんのでお店に行って形状を確認してみましょう。

 

足の測定基準と測定方法について

自身の足の型を理解したところで、次はシューズを選ぶ際に必要となる足のサイズの測定方法を知っておきましょう。自身に合ったシューズを選ぶためには、主に以下の3つを測定する必要があります。

足長 : 踵の後端から一番長い足指までの距離
足幅 : 母指球から小指球に接する垂直間の水平距離
足囲 : 母子級から小指球を結んだ周径の長さ

 

多くの方は足長のみでシューズを合わせたりしますが、自身の足にぴったりとしたシューズを選ぶ場合は足長に合わせて足幅/足囲を考慮したサイズを選ぶ必要があります。

 

そんな足のサイズを計測するためには、主にブランノックデバイスという専門的なアイテムを活用します。

出典 : シマノ ブランノックデバイスを使ったシューズのフィッティング

 

自身でメジャーなどを活用して測定することもできますが、このようなアイテムを使うことで正確に足長と足幅を測定することができるため、安心して自身に合ったシューズを選ぶことができます。こちらは自転車店のシューズコーナーに置いてあることが多いので、一度活用してみましょう。

 

シューズのサイズ表記について

足のサイズを測定したら、サイクリングシューズの試着が始まります。シューズのサイズは、日本の工業製品に関する規格や測定法などが定められた 日本の国家規格である『JIS規格というものにより、足幅/足囲が狭い方から順に A・B・C・D・E・EE・EEE・EEEE・Fの9タイプが定められています。

 

日本国内ではE or EE サイズの該当される方が多いようなので、その前後(D~EEEEまで)の数値を、男女サイズ別に表を作成したしたので参考にしてみてください。

● 男性サイズ (日本工業標準調査会 : JISS5037 参照)

● 女性サイズ (日本工業標準調査会 : JISS5037 参照)

 

作ったは良いものの、サイクリングシューズはヨーロッパサイズ(EUR)で表記されることが多いためあまり参考になりません。ですがご安心を。各メーカーでサイズ換算表が必ずと言って良いほど用意されていますので、足長を測定した後にそちらと照らし合わせてシューズを選ぶといいでしょう。

 

例えば、シマノのシューズサイズ換算表を見てみましょう。

SHIMANO ( シマノ ) ビンディングシューズ CT5 SH-CT500 オレンジ 40 | 自転車・パーツ・ウェア通販 | ワイズロードオンライン

出典 : シマノ ブランノックデバイスを使ったシューズのフィッティング

 

例えば、25.5cmの方の場合は40.5というサイズを選ぶことになります。また、先程紹介したブランノックデバイスに基づいて、ワイドの方はこのように選ぶといいよという紹介がされています。

 

今回はシマノのシューズを例に紹介しましたが、メーカーによって基準は異なるため、購入前はこのように、足の形に合わせて足長・足幅と測定した上で、メーカーのサイズ換算表を調べて試着してみましょう。

 

シューズを選ぶ際に気をつけること

奇ソックスの無料写真

サイクリングシューズの値段は大体1万円から、高いものだと5万円程度までします。快適なサイクリングのためにも、懐事情としても、失敗したくないですよね。

 

そこで、シューズ選びを失敗しないためにも、試着する前に気を付けて置きたいことがあります。試着・購入前は以下の条件をクリアしているか確認してみましょう。

 

靴下を選ぶこと

同じシューズを履くにしても、身につけている靴下の厚みによってフィット感が大きくことなります。薄手の靴下で試着して購入したシューズを、厚手の靴下に変えて履いてみるとシューズがきつくて足が痛くなったり、逆のケースではシューズが緩くて足が動くなんてことがあります。シューズを選ぶ際は、必ずサイクリングする際に履いている靴下で試すことを心がけましょう。

 

むくんでいないこと

足がむくんだ状態で試着すると、本来適正であるはずのサイズが窮屈に感じてワンサイズ大きいシューズを選んでしまうことがありますし、ブランノックデバイスを活用して足長・足幅を測定する際も正確な長さを出してくれないことがあります。シューズを選ぶ際は、なるべく足がむくんでいない状態で選ぶようにしましょう。

 

爪を整えておくこと

意外と爪の長さを気にした状態でシューズを選ぶ方は少ないですが、爪が長い状態で適正サイズのシューズ選び、試着してから立ち上がってみると爪が当たって”このシューズ小さいかも?”とワンサイズ大きいシューズに変えてしまう方もいます。ですが、爪の長さを短く整えて試着してみると違和感なく丁度良い状態になるケースも多数あります。シューズを選ぶ際は、爪の長さも整えるようにしましょう。

 

 

合わせて知っておくこと

サイクリングシューズに限らず、普通のシューズも比較的大きめのシューズを購入しがちですが、サイズが適正でない場合外反母趾になるというケースが多くあります。必ずシューズは自身の足の型に合った、適正サイズの物を選びましょう。

 

また、あまり知られてないかもしれませんが、年齢によって足底-足趾の筋力の変化にともなって足のアーチが変わり、足長・足幅・足囲は変わることがあります。そのため、シューズだけでなく中のインソールなども見直してみるといいと考えられます。

 

1年から2年単位で自身の足のサイズや形状を確認し、シューズやインソールを合わせて選ぶことで、快適にサイクリングを楽しむことできるでしょう。それにともなって、バイクのポジションも変える必要のあるケースも出てきますので、その際はお近くのフィッティングサービスを受講することをお勧めします。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

【この記事を書いた人】

伊藤透

【保有資格 】
NSCA-CPT (LEVEL1)
健康運動指導士
日本スポーツ協会公認自転車競技コーチ3

【指導依頼】
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