【R・K様】トライアスロンのためのロードバイクフィッティング

ロードバイクのフィッティングを実施したので、ここに記録します。

実施日 : 2025年6月15日(月)
氏名 : R・K 様 ( 男性・50代 )
専門 : トライアスロン
受講目的 : パフォーマンスの向上・痛みの改善

⚫︎ 経緯
トライアスロンのために、久しぶりにロードバイクのトレーニングに励んでいる男性。今季のトライアスロンのために練習しているが、ペダリングやフォームを確認しつつ、練習後におこる腰の痛みを改善したい(原因は何かを知りたい)という経緯で、フィッティングをご依頼いただきました。

⚫︎ 原因と対策

ペダルが4ー5時地点を通過時、トルクが抜ける感覚があった(ハムストリングの停止部にネガティブなテンションが発生する感覚)。ここを改善することでより円滑なペダリングを行いつつ、エアロフォームが取れると考える。

⚫︎ 伊藤用メモ
この時に発生するハムストリングのネガティブなテンションが腰回りの痛みを誘発する刺激になっているのでは?と考えた。アセスメントには大きな問題がなかった。

フィジカルアセスメントの結果、基本的な筋力・柔軟性に大きな問題はない、股関節周りの動作もスムーズに動けていたが、若干のトゥーアウト・ニーイン(つま先外向き・膝内向き)。idmatch のクリート結果によると、2度傾けた方が良いと書いてあるが、シューズの構造 (インソール)と受講者の足の形状を考えると、0度でも問題ないと考えつつ、2度/0度で両方試す。結果、2度傾けるより、0度で回した方が、膝の捩れ感や下死点付近での抜け感が減ったため、0度でサドルポジションを調整していくことに。

⚫︎ 伊藤用メモ
専門的な話になるが、CKC : クローズドキネティックチェーンと SKC : セミクローズドキネティックチェーン の状態では類似した動作で行われている反応に違いがある ( CKC : 片脚スクワット / SKC : ペダリング )。idmatch のクリートフィッティングは、CKC / SKC は考慮されていないような気がするので、フィッターの目利きが必要だと思う。

サドルのシートピラーを60mm程カットして、サドルを下げつつ、前後の調整をすると、問題とされていた4時 – 5時の抜け感は消えて回せていたので、そこからエアロフォームの取れるハンドル角度 / ブラケット角度へ調整。そして使うべき筋肉の使用方法・感覚を伝えていき、フィッティングをおこなっていった。

⚫︎ 感想
基本的な体の動かし方に大きな問題はありませんでしたが、ポジションによりそのパフォーマンスが出しにくいという状態でした。シートピラーをカットし、クリート位置を適正なポジションに設定したことで、トルクが抜けることなく、トライアスロンに必要な筋肉への疲労分散を狙いつつ、大きくパワーを下げることなく空気抵抗を削減できるフォームになったのではないでしょうか。たくさん練習して、パフォーマンスを上げていきましょうね。

本フィッティングがキッカケで、トライアスロンをより楽しんでいただけることを願っております。受講いただき、ありがとうございました。

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この記事を書いた人

愛知県名古屋市のロードバイクスクール。

小学生から大人まで幅広く指導しております。

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