ロードバイクのフィッティングを実施したので、ここに記録します。
実施日 : 2024年9月30日(月)
氏名 : H・K 様 ( 男性・30代 )
専門 : サイクリング・レース
受講目的 : 腰の痛みの改善
⚫︎ 経緯
過去にフィッティングを受講いただいた方からの依頼。ロードバイクを買い替え、現状の身体状況に合わせて新しいロードバイクのポジションを出したいという理由のほかに、ロードバイクの乗車中に右の腰の痛み(違和感)が発生することも抑えたいということで、ご依頼いただいた。
⚫︎ 対策
ペダリングを評価すると、右膝が内側を向き、左膝が外側を向くと、それぞれ若干の違いがある。骨盤の動きを評価したところ、特に左右のズレはなく水平に保てていたことと合わせて見ると、股関節の筋力面(筋出力による動作のコントロール)に差によるものだと考えられた。また、乗車時の右腰の痛みは、この股関節の動きが影響していると考えられる。
この動きが股関節の内旋 (Not 内転)や、膝関節の捩れ(Toe Out – Knee in)から来る場合はクリートの角度を矯正する必要があると考えられるが、それには該当しない動きだと考えられたので、自身でのコンディショニング導入で乗りながら改善していく方向でいくことに。
とはいえ、ポジションからも多少は左右の動きを改善できるので、クリート位置およびサドル高・前後を調整してその動きを修正(矯正)する。その捩れは現状で抑えられる範囲までは改善された。
⚫︎ 感想
フレームを変えれば乗り心地が変わるように、それに伴ってポジションや動作が変わることもあります。各フレームと現状の体にあったポジションで走行することにより、より快適に乗れるようになると考えられますが、そのために自身の体の癖をとらえたコンディションを取り入れて、さらに楽しく乗れるようになりましょう。
本フィッティングがキッカケで、サイクルライフをより楽しんでいただけることを願っております。
受講いただき、ありがとうございました。
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