【T・M様】膝の痛みを改善するためのフィッティング

ロードバイクのフィッティングを実施したので、ここに記録します。

実施日 : 2024年10月5日(土)
氏名 : T・M 様 ( 男性・40代 )
専門 : サイクリング・レース
受講目的 : 膝の痛みの改善

⚫︎ 経緯
ロードバイクに乗り始めて1年半程度が経過し、ヒルクライムやロードレースなどのイベントに積極的に参加することが増えてきた方からの依頼。高強度領域の刺激を入れ続ける中で膝の痛みが発生するなど、ペダリングに問題が発生することで、改善して集中して乗れるようにということでフィッティングを依頼いただいた。


⚫︎対策
フィジカル評価をおこなうと大腿四頭筋(主に大腿直筋・内側広筋)が硬い感じがあり、なおかつ股関節の屈曲 + 内転時に詰まり感があった。合わせてペダリング動作を見ると、4時-5時あたりのトルクが抜ける感じがするだけでなく、上死点で膝が外に開いたところから、踏み込むと同時にツーイン – ニーアウト (つま先内側 – 膝外側 に向く動き)が見られる。ポジションだけではなく、フィジカルアセスメントとペダリングのエラー動作が結びついている感じがした。

現状の筋力・柔軟性に合わせてポジションをメインに調整。

クリート位置は2度内側にインし、股関節が外旋するようにクリートを位置で膝の動きをリードする。また、サドルの角度を前方側を2度下げて、ブラケットを3度程度内側に入れるようにして股関節の屈曲に持たせることで、現状の筋コンディションでも上死点の通化を比較的スムーズになるよう調整。結果、足の回しやすさを得られた。

⚫︎ 感想
大腿四頭筋・腸腰筋といった膝の痛みや股関節の詰まり感につながる硬い部分は、日常的なストレッチや動的なエクササイズを加えることで徐々に改善することができまると考えられるので、指導させていただいた動作をサイクリング前後に入れていきましょう。

本フィッティングがキッカケで、サイクルライフをより楽しんでいただけることを願っております。
受講いただき、ありがとうございました。

フィッティングの依頼は >>こちら

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この記事を書いた人

愛知県名古屋市のロードバイクスクール。

小学生から大人まで幅広く指導しております。

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