【H・S様】ペダリングスキル向上のためのフィッティング

ロードバイクのフィッティングを実施したので、ここに記録します。

実施日 : 2024年9月27日(金)
氏名 : H・S 様 ( 男性・20代 )
専門 : ロードレース
受講目的 : ペダリングの左右差改善・体の捩れ改善

⚫︎ 経緯
過去にもフィッティングを受講いただいていたが、今シーズンの主要なレースを終えてオフシーズンに備える中で、サドルやシューズなどのアイテムを交換したことで、フィッティングを依頼していただいた。骨盤の左右の微弱な動きとサドル高の影響から来る後半の関節(膝・腰への疲労)も気になるという点も念頭に置き、フィッティングを実行。

⚫︎対策
元々のサドル高に対して新しいサドルを交換したことで、サドル高が少し上がった状態となった。そのポジションでのペダリングを見ると、下死点にてアンクリングが元々の動きよりも大きくなっている感じがした。それに合わせて、ハムストリングに妙なストレスが感じられ、骨盤の左右の微弱な動きから上死点の入力および通過がスムーズでない感覚があった。

クリート位置およびサドルの高さを調整しすることでハムストリングへのストレスを軽減させ、上死点から5時まで滑らかに回しつつ、下死点に向けては綺麗に脱重できる感覚を作り、長距離および長時間走行時に膝や腰への負担を緩和するようにアプローチ。

ブラケット位置を若干起こすことによって、上死点での股関節の屈曲にゆとりを持たせて、体幹 (骨盤 – 腰椎) の安定を出してトルクもかけやすくしつつ、楽にエアロポジションを取りやすいようにも調整した。

⚫︎ 感想
基本的な筋力や柔軟性に関しては大きな問題はないので、フィットネスがボトルネックとなるエラーはあまり現れないと考えられます。ですが、ペダリングやエアロフォームという動作において、自身が理想とする動きや形をどれだけ再現(体現)しながら乗り続けられるかという動作習得(脳 – 神経的アプローチ)は、意識的な練習の中で身につくものなので、このポジションをもとにLSD-TEMPO領域を基本として乗り込みましょう。

本フィッティングがキッカケで、サイクルライフをより楽しんでいただけることを願っております。
受講いただき、ありがとうございました。

フィッティングの依頼は >>こちら

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この記事を書いた人

愛知県名古屋市のロードバイクスクール。

小学生から大人まで幅広く指導しております。

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