ロードバイクのフィッティングを実施したので、ここに記録します。
実施日 : 2026年10月10日(土)
氏名 : A・S 様 ( 男性・50代 )
専門 : ブルベ・ロングライド
受講目的 : 膝の痛みの改善
⚫︎ 経緯
ブルベを中心に、ロングライド寄りのサイクリングを楽しまれている男性。ブルベに参加して以降に感じるようになった右膝の痛み改善したいという経緯で、フィッティングをご依頼いただきました。
⚫︎ 原因と対策

基本的なペダリングに大きな問題はなかったが、下死点まで踏み切ってしまう動きとトゥーアウト・ニーイン(つま先外向き・膝内向き)動作が気になるところ。この2つを改善することが、痛みや違和感を軽減、改善する動作へとつながると考える。
⚫︎ コーチ視点
膝関節の捩れと、上死点から下死点までの出力が、右脚だけ膝関節に頼っていることにおける慢性的な筋疲労が、痛みや違和感を誘発しているのではないかと考える。
フィジカルアセスメントの結果、右足での片足支持ができないことと、横動作の動きの安定度が低いと判明。大臀筋の出力は問題ないが、小臀筋・中臀筋の出力・感度が低いため、0-1時での右股関節の出力の瞬間、膝関節の動きに頼ってしまうことが問題かなと思い、アクティベーションとしてクラムシェルを導入。また、トゥーアウト・ニーイン(つま先外向き・膝内向き)はクリート向きではなく、大腿二頭筋(ハムストリング外側)や腓腹筋外側頭(ふくらはぎ外側)の硬さを解除しつつ、レッグカールで半腱様筋・半膜様筋(ハムストリング内側)の出力を調整し、アライメントの改善を促す。
⚫︎ コーチ視点
トゥーアウト・ニーインを改善する場合、①股関節 – 膝関節からアプローチするか、②足関節および足アーチからアプローチするかを考えるが、足のアーチ改善は時間がかかるため、シンプルにインソールに頼る方法がある。が、今回は足アーチはしっかりされていたので、①で実施。
クリート位置を下げて、シート位置を調整させることで、ハムストリング(起始部)/大臀筋の稼働率を高め、大腿四頭筋の負担を軽減しつつ、下肢のアライメント調整で入れたコンディショニングエクササイズで、トゥーアウト・ニーインをかなり抑えることができた。
⚫︎ 感想
ほんの些細なことで変わってしまった繊細なペダリング動作からきた膝の違和感だったと思いますが、ポジションの見直しとコンディションというアプローチからかなり膝に対する不安感・違和感が改善されたのではないでしょうか。これからも、サイクリングを楽しむとともに、体の動きを改善するためにお伝えしたストレッチ・エクササイズを日常に取り入れながら、いつか1000kmブルベにチャレンジしていただきたいなと思いました。
本フィッティングがキッカケで、サイクリングをより楽しんでいただけることを願っております。受講いただき、ありがとうございました。
膝の痛みの原因と対策は「ロードバイクで膝が痛い3つの原因と解決方法」、フィッティングの詳細は「名古屋のバイクフィッティング」をご覧ください。