日本国内のプロチームに所属している選手か、高体連や学連で自転車競技を楽しみたいと願う学生か、それとも社会としてロードレースを楽しむアマチュア選手か、趣味でサイクリングを楽しむ熱心なサイクリストか。
どんな人が読んでいるかはわからないし、どんなレベルの人が読んでいるかはわからないが、きっと心のどこかで共通して速くなりたい・強くなりたいと考えている人が何かしらの方法でここに辿り着いているのだろうと思う。
そんな人が見てると思うからこそ、早速本題に入りたいと思う。
ロードバイクで強くなる(速くなる)ためには何をすればいいのか。
答えはシンプル。
沢山練習して、沢山栄養を摂取して、沢山眠ること。
それを1年間続けていれば、どんな初心者だって嫌でも強くなる。
2年間あればインターハイだっていけるし、インカレにもいける。
富士ヒルでゴールドを取ることもできるし、沖縄で210kmをメイン集団で完走することだってできる。
誰にだって強くなれるチャンスはある。
しかし、そうしたチャンスを手に入れるかどうかは、別の話。
続ければ、の話である。
どんなに質の高い練習をしても、どんなにトレーニングに関する知識を有していても、どんなに食事に気をつけても、どんなに身体のケアを徹底しても、それを毎日のように実行し、継続しなければ何も意味はない。
0はいくつ積み重ねたって、0のままだ。
行動できるかどうか。
これが本当に重要である。
お金をもらってコーチングをしているプロの指導者が、そんなことしか言えないのか?と、中には思う人もいるだろう。
そう思われてもしかたがないくらいであり、それが真実であると、10年以上運動指導の現場に立つことで感じている。
全日本選手権の優勝や学生個人戦の優勝、S級1班に所属する競輪選手の活躍などをサポートしてきたけが、誰もがみんな当たり前のように行動し続けている。
行動が伴って知識を有するのか、知識を有することで行動が伴うのかはわからないが、指導している中で言えば行動が伴うことでその時々で必要となる知識を得て活用しているように感じる。
行動して知識を蓄えていくことで、一つ一つの質が高まっていく。
それがポジション・機材であり、パワートレーニングであり、ストレングス&コンディショニングであり、ニュートリションであり、一つ一つの取り組みのレベルの高さに繋がる。
行動を起こさなければ、まず知識を学ぼうとも思うことはない。
だからこそ、行動する必要が、行動し続ける必要がある。
行動し、学び続ける能力。
これが本当に必要なことだと思う。
いつの時代もきっと、変わることはないだろう。